2015年11月5日木曜日

『クライモリ』と『ザ・キリング』

ロブ・シュミットの『クライモリ』(2003年)は、いまは亡きウェス・クレイヴンの『ヒルズ・ハブ・アイズ』のようなミュータントものスラッシャー映画だが、なかなか面白かった。なにより、登場人物がはじめからクレバーで、馬鹿な男女がペッティングの途中で殺されるといった余計な部分がないところもよかった。最後まで生き残る人間も、『スクリーム』以後ということを感じさせる。

アメリカのテレビ・シリーズ『ザ・キリング』を第2シーズンの途中まで見る。もともとの原作となったデンマークのシリーズも見ているが、そちらが1シリーズごとに一応一つの事件が完結するのとは異なり、アメリカのは最初に起きる少女の殺人を第2シリーズまで引き延ばしている。主人公役の女刑事はアメリカのも悪くないが(デンマークのはちょっと吹石一恵に似ていて、アメリカの第1シーズンの終わりころにゲスト出演した)、売春宿を兼ねたカジノなどが出てきて、ちょっと『ツインピークス』のようになっている。



0 件のコメント:

コメントを投稿