『トランスポータ』の2と3を見る。2は1と同じくルイ・レテリエ監督で、やや大味になっており、子供とかその母親との淡い愛情とか、子供にウィルスが注射され、その解毒剤が必要だとか、余計で、話を停滞させるような要素が多い。もっとも、それも監督が変わった3に較べれば随分とましな方で、3はとにかくアクション場面のカット割りが多くていらいらする。ダンスが始まるや、演出を止め、ほとんどカメラが固定になるアステア=ロジャースの映画を見て、ちょっとはたしなみというものを知りなさい、と思うが、ジェイソン・ステイサムがそんな無演出に絶えられるだけのアクション俳優かといわれると、というかジャッキー・チェン以後にそんな俳優がいるのかと言われると自信がなくなるのだが。
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