2015年11月24日火曜日

『サブウェイ』はどんな内容の映画であったかすでに不確かだが・・・

ルイ・レテリエ『トランスポーター』(2002年)を見る。リュック・ベッソンは『サブウェイ』(1984年)や『フィフス・エレメント』(1997年)の監督としての意識の方が大きく、特に『サブウェイ』は当時好きだったイザベル・アジャーニが出ていたし、かなり気に入っていたと思うのだが、何しろ当時一回見ただけなので、あまり自分の評価基準に自信が持てない。ただ次にみた『グラン・ブルー』にがっかりしたことはおぼえているので、少なくとも嫌いなジャンルの映画ではなかったと思われる。

そんなわけで、精力的に製作を始めたリュック・ベッソンについては、特に関心を持つこともなく、アクション映画といえば、アメリカか香港に限ると思っていた。そんなわけで、この映画もアマゾン・プライムで無料で見られるので、たまたま見たに過ぎないのだが、コリー・ユンの力も大きいのだろうが、ジャッキー・チェン的なアクションの精神がしっかりと継承されている。周囲にあるものをとりあえず小道具として使う、というのはアメリカの大味はアクションには見られないもので、アクションのたびに何らかの工夫が凝らされているのは感心した。特に油だらけのアクションから、しっかりした安定を得るくだりなどは秀逸で、ジェイソン・ステイサムと警部とのバディ感もアメリカにはないもので、楽しかった。



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