ナチョ・セルダはスペインの映画監督。どちらも30分くらいの短編。どちらにも一切台詞はない。
『Genesis』は創世とでもいえばいいか。家族を撮ったホーム・ムービーからはじまる。おそらくは事故にあったためか、妻は死んでしまったのだろう。男は妻の像をつくりあげる。すると像から血が流はじめる。男が自分の命を捧げると、妻が蘇る。
『Aftermath』は余波、後遺症、草などの二番刈りを意味する。死体安置所の解剖医が、同僚たちが帰ったあとで、死体愛好にふける。グロテスクな内容ではあるが、少なくとも『ギニー・ピッグ』のように扇情的に描かれているわけではないので、あまり嫌悪感を催すことはない。
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