脚本:マイケル・J・バセット
撮影:マキシム・アレクサンドル
音楽:山岡晃、ジェフ・ダナ
出演:アデレイド・クレメンス、キット・ハリントン、キャリー=アン・モス、マルコム・マクドウェル
サイレントヒルはあるカルト教団によって支配されており、父と娘はその追跡を逃れて各地を転々としている。しかし、父親が誘拐され、娘は彼を取り戻すためにサイレントヒルに向かう。
教団によって火あぶりにされ、いまもその悪を及ぼし続けていると思われている女が実は娘の分身であり、善の部分を切り離して親のない子供に託したのだとされる。二人が対峙し、善の力が勝ったとき、灰に包まれた街はようやく本来の姿を取り戻すかに思えた。
脇役のキャストが中々豪華で、ゲームにあるような移動するだけで喚起される恐怖や不安を煽るノイズやサイレンの音が効果的に使われていないのが不満といえば不満だが、マネキンの手脚でできた蜘蛛(押井守の『イノセンス』かなにかでみたような気もするが)、暗黒舞踏のような看護婦たちの動きなど面白い部分もある。
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