2013年11月19日火曜日

H・ベロック『悪い子のための獣の本』

 動物を題材にしたベロックの子供のための詩の本。挿絵がいっぱいあって、エドワード・リアのようにナンセンスに突き抜けることはないが、おもしろく読める。

 たとえば「象」という一篇は

ひとびとがこの獣を思い浮かべるときに
ますます不思議に思えてくるのは
背中にちっちゃなしっぽ
前にかくも大きな鼻がついていること。

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