2013年。
脚本:アンドリュー・クノアー
撮影:キム・ジヨン
しばらく前に、シルベスタ・スタローンの『バレット』を見て、監督が久方ぶりのウォルター・ヒルで、しかもその内容が『ストリート・オブ・ファイヤー』(助けるのが元恋人ではなく、娘であり、最後には認め合った者同士のどつきあいで決着がつく)とほとんど同じだということで、いい気分だった。
シュワルツェネッガーの最新作がどうかというと、『グッド・バッド・ウィアード』や『悪魔を見た』のキム・ジウンが監督で、イ・ビョンホンと組むと悪のりするという感があるだけにちょうどよく抑制がきいているようだ。
若い麻薬王が移送の途中で脱走する。彼はまたレーサーの経験ももっており、巨大なコルベットを自ら運転して、メキシコへの脱出をはかる。仲間も大勢いるために、途中で阻止しようとするFBIの試みもすべて失敗する。メキシコ国境近くにある静かな町の保安官(シュワルツェネッガー)は実は元ロスの優秀な警察官であり、麻薬王の爆走を止めるべく立ち上がる。
やれやれ、という感じのシュワルツェネッガーの表情がちょっとクリント・イーストウッドに似てきた。
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