1976年。
原作:デニス・ホイートリー
脚本:クリストファー・ウィッキング、ジョン・ピーコック
撮影:デヴィッド・ワトキン
音楽:ポール・グラス
ハマ—・フィルム。予告編を見ると、『ローズマリーの赤ちゃん』や『エクソシスト』に続こうとしたものらしい。
異端の神父(クリストファー・リー)が育て上げた子供(ナスターシャ・キンスキー)を使って、悪魔を復活させようとする。母親は最初から神父の信奉者であったが、父親は良心のとがめから逃れられず、儀式の直前、悪魔額に詳しい作家(リチャード・ウィドマーク)に助けを求める。
作家は異端に詳しい神父などの教えを請うて、少女を救いだすことに成功するのだが、悪と神との代理戦争の側面はあまりなくて、現場を見つけたあとは結界も簡単に破って少女を取り戻してしまう。
豪華な出演陣ではあるが、特に見せ場はなく、生まれたての赤ん坊の造形がややグロテスクな程度。
原作者のデニス・ホイートリーは懐かしい名前で、国書刊行会から刊行されていた選集はよく眼にしていた(主に古本屋で)。もしかしたら何冊か読んだかもしれないが、内容なまったくおぼえていない。
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