1972年 イギリス ハマ―・プロ。
脚本:ジミー・サングスター、マイケル・サイソン
撮影:アーサー・グラント
音楽:ジョン・マッケイブ
結婚したての女性が、義手の男に襲われるが、周囲のものは話を本当にしない。かつて神経症を患ったことがあるためかもしれない。
そして夫とともにある小学校の近くの家で過ごすことになる。その小学校の校長(ピーター・カッシング)はまさしく義手の男だった。結局、夫と校長の妻の間に共謀があったことがわかるのだが、そして最後に二人とも死んでしまうのだが、この若妻のがなにをしたのか、若妻にされたこととして描かれているのが、本当にあったことなのか、若妻の妄想なのか、もしかしたらすべてが妄想だという余地まで残されている。
内容的にはポランスキー的なニューロ・スリラーに属するのかと思うが、追い詰められる強迫的な感覚(襲われても性的な含意は感じられない)はさほどなくて、なんの映画かわからない宙づりのままで終わっていく妙な映画である。
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