評判は異常に高いが『グラン・トリノ』はイーストウッド監督作品のなかでは、私のなかではそれほど高い位置を占めない。
なんといっても『許されざる者』であり、続いて『ホワイトハンター ブラックハート』、『ガントレット』、『ペイルライダー』、『ハートブレイク・リッジ』などとなる。
『グラン・トリノ』と同じく車の名が題名になっているからというわけでもないが、久しぶりにバディ・ヴァン・ホーンの『ピンク・キャデラック』(1989年)を見る。
『ダーティファイター』の系列の映画だと記憶していたが、イーストウッドが柄にもない様々な変装などをして、コメディ色が強いのは間違いないので、その系列であることは間違いないが、敵役がネオ・ナチのような軍事マニアたちで、イーストウッド出演作にしては珍しく、陰惨な印象を受ける。
『ダーティファイター』の敵役であるバイク軍団は、最終的にはちょっと間抜けで、愛嬌があったが、この作品にはそれがない。
さすがにキャデラックとグラン・トリノでは車としての風格が違うことだし・・・
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