2014年1月25日土曜日

投句2

 『鬣』第27号の投句欄に一部掲載された。

春うらら日光蕃椒五千本

去年今年幻燈辻馬車春の夜

子宮より役の行者の寄せ太鼓

花曇り給水塔の締め具合

猫娘暁の声宵のしな

春昼や指につきたる白い砂

北柱廊弾みこかする夜の猫

脱衣場で淑女のあとを少女追い

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