電気石板ノート
2014年1月22日水曜日
老子と象
リルケの翻訳や江戸漢詩人の伝記によって知られる富士川英郎は、旧制の広島高等学校に入り、杉本直治郞先生に東洋史を学んだ。
その講義のあるとき、杉本先生は、老子の話をされたことがあって、老子の名は耳(じ)、字はたん(耳に月の横棒が二つともでた漢字)、「たん」は耳たぶが大きく垂れさがっていることで、それは象と関係があるのではないか、つまり、老子は印度あたりからきた人物ではないかという「奇抜な説」もあることも紹介したという。(『酒前茶語』 小澤書店 1989年)
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