電気石板ノート
2014年3月20日木曜日
俄と茶番
大田南畝の『俗耳鼓吹』から。
○俄と茶番とは似て非なるものである。俄は大坂より始まる。今曾我祭に役者のするのが俄である。ナンダ/\と問われて、思いつきのことを言う。茶番は江戸の劇場から起こる。楽屋の三階で、茶番にあたる役者が、色々の工夫思いつきで器物を出すのを茶番と言ったことから、いつからともなくいまのような戯れになった。独り狂言の身ぶりをして、その思いつきで時節に適した様々なものをだすのを茶番という。今専ら都下に盛んである。
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