電気石板ノート
2018年8月17日金曜日
うどんくらい(穀潰し)
・仕事が下手なものをうどんくらいというのは、異様にうどんの好きなものがあり、さすがに買ってまで食いたくもないので、さほど利口そうでもない坊主に向かい、そなた私の髪を剃ってくれぬか、頭を切ってしまったらうどんを食べさせてもらおう、なにごともなく剃られたら私が振る舞おうと言い合わせて、そりあがる手前でちょっと立ち、少々切られてやろうとしたらば、耳を一つ落とされてしまった。腹を立てることもなく喜んでうどんを食って済ませたのは、珍しいまでのたわけ者だった。
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