電気石板ノート
2018年7月18日水曜日
随八百
・随八百(気ままなことをいろいろ並べ立てること)とどうしていうか。婿が舅のところに行き、慇懃に一礼すると、舅はこれまで苦しい生活をしてきたのだから、これからは随(気随に)のままに遊ばれるがよいといった。婿はそれを聞いて、仰天し、京に随を買いにのぼった。大声で、随を買うぞ、と叫んで回った。機転の利くものが行き会い、亀の子をこれが「いきずい」だと八百で売った。婿は喜んで持ち帰って、随を出してやろうと歩かせた。それから随八百という。
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