電気石板ノート
2017年4月16日日曜日
アドルノ『美の理論』1
文学は後退して何一つ容赦することがない現実暴露の過程となり、詩的なものという概念はこの過程によって台無しにされた。ベケットの作品の抗い難い魅力を作り上げているのもその点にほかならない。
アドルノの文章はとにかく読みにくい文章で、一つ一つの文が箴言のように非連続的だ。この本は、ベケットという「抗し難い魅力」を解明するための本でもある。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿