2016年2月10日水曜日

二月一日

四谷で手袋を買う。手足が火照るのでつけない。

『開口新話』、詳細はわからず。

正月、『鋼の錬金術師』をぶっ続けで見る。一国大の魔方陣を描き、全住民を生け贄として賢者の石を得ようとする者たちとの戦い。これだけ壮大で、血なまぐさい戦いを敵の命を奪わないという「きれいごと」で説得力をもって描きだしたのは見事。

『ウォーキング・デッド』は第2シーズンの途中でやめていた。そこまでしかつくられていなかったからだ。忘れていた頃に第5シーズンまで見られるようになっている。刑務所に立てこもり、疑似ユートピア的な街を作りあげている者との戦いになるまでは面白い。うざったい主人公の妻が死んだのもすっきりしたが、その後人間ドラマの繰り返しになり興味が減速する。第5シーズンの途中でやめてしまった。

エリック・ハートのThe Wrong Houseをみる。日本では公開も、DVDの発売もされていない様子。ある田舎の家に二つの家族がたどり着く。しゃべることのできない娘がいるだけで人が住んでいる様子はない。そして、この二つの家族はこの家から離れられなくなる。文字通り離れられないので、車で出ても同じところに舞い戻ってしまうのだ。しかし食事は与えられ、毎朝同じ家のセールスの声が鳴り響く。『CUBE』や『ソウ』のようなシチュエーション・スリラーかと思えるが、登場人物には知らされないルールがあるわけでもない。ただ隠されていた家族の秘密があらわになっていく。次々に人が殺されていくわけではないので、地味だがまあまあ。


清水宏の映画『有りがたうさん』の原作が川端康成であることなどすっかり忘れていた。『掌の小説』の「有難う」という4ページの掌編だった。 ちなみにこの原作では、桑野道子のあだっぽい姿は登場しない。


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